歯の豆知識「予防の必要性」

中山バイパス沿い、予防と丁寧な説明を心がけています岸歯科医院院長 岸克自です

なかなかブログを更新できず、あっという間に4月です。

当院も8年目。

本来であれば毎年を飛躍の年にしたいところですが、コロナとロシアの問題が。

一刻も早く通常の生活になってほしいものです。

さて今回は「予防の必要性」

当院でも「予防、予防」としつこいくらい言っていますが、これって何かに対してお得なの?

そんなことが皆さんの頭の中にあるのでは?

今回はそんな疑問に答えていきたいと思います。

まず、予防といって何をするのか?ということです。

「お口の中のメンテナンス」をしていきます。

これは主に歯石の除去。

「それだけ?」と思ってしまいますが、実はこれが一番大事。

口の中のバイオフィルムを除去することが重要なのです。

ここで「バイオフィルム」って何?と思った方のために。

「微生物が固相表面に形成した集合体。歯垢はその典型例。

水中の固相表面にはぬるぬるした粘着物がしばしば形成されます。花瓶の内壁や流しなどにみられるこのような粘着物は細菌が形成する生物膜(バイオフィルム)です。

細菌および細菌が産生する菌体外粘性多糖体(グリコカリックス)が固相表面に形成した集合体をバイオフィルムといいます。地球環境で水のあるところには大抵バイオフィルムがみられます。

口腔内のデンタルプラーク(歯垢)はバイオフィルムの典型例です。」

一部抜粋ですが、歯石の除去と言いながら歯科医院ではこの厄介な汚れを落としています。

何故厄介化と言えば、このバイオフィルムは時間が経てばまた付着してくるから。

この時間が約3ヶ月。

だから歯科医院は3ヶ月毎の定期検診を勧めています。

根拠とエビデンスがあるんですね。

次に予防のメリット。

それはズバリ「お金」

実はいろんなデータを歯科医師会や世界中の保健団体が調査していますが、メンテナンスを続けている方の方が「痛くなってからくる」という方よりも医療費は抑えられています、ということが分かっています。

なぜならいわゆる「かぶせるもの」はメンテナンスの金額を大きく上回るからです。

悪いところを放置していても治る事はありません。

痛くなってからでは遅い、という事ですね。

こういうことになります。

定期的なメンテナンスを受ける事は家計にも優しい、という事ですね。

皆さん、放置せずメンテナンスを受けてください。

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