中山バイパス沿い、予防と丁寧な説明を心がけています岸歯科医院 スタッフ古川です
午前中の勤務なので皆さんとはあっていない方も・・・
今回は「超高齢化社会」
「超」がミソです。
国も「100年計画」とか言ったような。
老後の貯金はありませんが、子供達には何かを残したい・・・
そんな私たちの日本の話です。
日本は類を見ないスピードで高齢化が進み、すでに超高齢社会に突入しています。
平均寿命は年々更新され、現在の亡くなる方の最頻値(最も頻繁に出現する値)は平均91歳とされているほどです。
しかし、歯の寿命は生命ほど長くなっていないので、欠損(なくなった歯)に対する回復と天然の歯への対応をよく考えなければなりません。
さらに、メタボリックシンドロームに代表されるように、生活習慣に起因する問題が重篤な疾患に直接関与していることも認識されており、
壮年期に生活習慣を改善することが、健康で長生きすることに直結しています。
多数歯欠損および歯周病などで咀嚼(そしゃく)機能が低下すると、さまざまな問題が起こります。
(難しい言葉が続いていますが、大丈夫でしょうか。)
どういうことか?
「よくかめないということ」このことが、食事の質に影響を与え、それが栄養面での偏りとなって、生活習慣病にかかりやすくなるよ~、
ということなんです。
やわらかいものが多くなる、ということですね。
また、脳への刺激が薄れ、認知症のリスクも高くなることが示唆されているそうです。
「よくかめる」ということは、咬合(こうごう)力があるというとらえ方もできます。
一般的に高齢者は咬合力が低下すると考えられていますが、
歯を多く持っている人は、若者と咬合力に差がないことも証明されており、
歯を保存する、もしくはなくなった歯を補う治療を行うことが、QOL(生活の質)の維持に役立つことは間違いありません。
また、高齢期は低栄養にならないようにバランスの良い食事を心がけるようにしたほうがいいそうです。
食事だけでなくお手入れも同じです
歯ブラシは毛先が開いたものを使っていると清掃性が失われています。
高齢者の方はつい消耗品を長く使いがち。
定期的な交換を。