歯の豆知識「保険診療」

中山バイパス沿い、予防と丁寧な説明を心がけています岸歯科医院 スタッフ濵田です。

11月、どんどん寒くなります。

風邪などを引かないように注意してください。

さて今回は「保険診療」について。

受付では毎回のようにお金の受け渡しが起きているのですが、たまにこんなことが。

「えっ、今日こんなにかかるの?持ち合わせがないよ・・」

被せるものをSETしたときなんかはそういうことが。

もちろん事前にお伝えしてはいるのですが、ついうっかりや私たちが伝え忘れていることも。

今回はそうならないように、そして保険診療とは何なのか、を書いていこうと思います

「医療では美容系医療を除けばほぼ全ての治療は保険治療ですが、歯科医療は保険治療と自費治療が混在していることが原因の1つです。
今回は、歯科治療の費用と価値について整理していこうと思います
○歯医者の通院はお金がかかる!?
夕方過ぎにスーパーマーケットへ行くと、食料品売り場には

「10%引き」「30%引き」

など値引き商品が並び、中には半値になる商品も。お得感があり

「ちょっとラッキー!」と思っちゃいますよね。

でも、もし「70%引き」「90%引き」があったら、2度見するくらいに驚くかもしれません。

実は、こんなに値引きしてくれているのが「保険治療」なのです。
保険治療は基本的に費用の70%は税金で負担し、患者さんが負担するのは30%に過ぎません。

つまり治療費が1万円だったら、患者さんは3,000円を支払い、税金で7,000円をまかないます。
75歳以上では患者さんの負担は10%で、税金で90%を補うことも。

乳幼児では治療費を全く払わない地域も少なくありません。
保険治療は細かく診療内容と治療費が決められ、医院単位で患者さん一人当たり1カ月の平均治療費まで厳格に管理されています。

歯科医療の一人当たり1カ月の平均治療費は

約12,000円ですから、

患者さんの負担額は高くても4,320円になります。
医療全体で見ると平均診療費が安価な診療科は

皮膚科で約7,000円、

耳鼻咽喉科で約8,000円。

一方、高価なのは外科で約14,000円、

整形外科で約12,900円、

精神・神経科で約12,800円。

特に人口透析治療は高額になり約84,000円です。

他の診療科と比べ、歯科治療費が特に高いわけではありません。」

これは記事の抜粋ですが、確かに7割引き、9割引きと聞くとすごいことなんですよね。

そして他の医科と比べても高くはないことが。

要はタイミングではないでしょうか。

どんな治療をしたら金額が上がるのか、ここを抑えておくことだと思います。

それから材料費。

金属を使うと保険診療には材料費が加算されています。

でも実際には「型を採る」時には金属を患者さんは見ていません。

そんなこともあって想像ができないのではないでしょうか?

なんにしても保険診療は説明が難しいと感じます

もっとわかりやすくしてほしい、だけど私たちが決める事ではないのでもどかしい。

次回は「自費診療」について書きます

関連記事

  1. 院内講習

  2. 歯の豆知識「認知症と噛み合わせ」

  3. お盆休みのお知らせ

  4. マーフィーの法則?

  5. 「歯を長生きさせよう!」 第1弾

  6. 今年の「ベストスマイルオブザイヤー」