中山にある、予防と丁寧な説明を心がけています、岸歯科医院のスタッフ岩瀨です。
今回は患者さんからの質問に自分でも「そうか~」と考えてしまったことがあったので書いてみました。
それは「痛くないのになんで虫歯を治さないといけないの?」と聞かれたことです。
私達は虫歯だもの、と考えてしまいがちですが 患者さんから見れば違うのです。
「痛いから、痛くなってから」「どうかある時ではダメなの?」その患者さんの考えは少し違っていました。
それに確かに小さな虫歯なら、少しくらい先に伸ばして治療しても患者さんの治療回数や負担が増えるわけではありません。
「っでも・・・」と考えてしまった私も気になって色々資料を読んでみました。
結論としては・・
「痛い」という自覚症状がある虫歯はある程度進行してしまった状態です。
初期段階の虫歯は痛みがありませんし、見た目も健康な歯とほとんど変わりません。
特に「C0」と診断される歯に至っては厳密には虫歯になりかけの状態です。
また「C1」という診断に関しても冷たいものがしみる程度で痛みはなく、やはり虫歯であることに気付きにくいのです。
このように、C0やC1の段階の虫歯では痛みを感じないものの、歯科医院で検査すれば発見されて治療を勧められます。
ということで、
初期段階の虫歯はC0やC1の初期段階では自覚症状がなく、痛みも感じない
そして初期段階の治療は削らずに治療できることもあり、痛むほど削ることもない
ということになります。
そういった虫歯を治していくには、定期検診がおすすめです。なぜならこうした初期段階の虫歯に気付くには、歯医者で定期検診を受けるしかないからなのです。
これは歯周病についても同じです。歯周病も自覚症状がないため、やはり早期発見には定期検診が欠かせない
これらのことから、痛くもないのに歯医者さんに「虫歯がある」と言われるケースについてわかっていただけたでしょうか?
虫歯は初期の段階で治していくことが重要です。痛くないからとそのままにしておかないでくださいね。