中山にある歯医者さん、歯周病の予防に努めます、岸歯科医院スタッフ 樋渡です。
秋も深まり、そろそろ暖房がいるようになりました。
今回は「口腔機能発達不全症」
と聞いても難しいですよね。
実は新しくついた病名なのです。ある記事からの抜粋です
「出発前の準備段階では、ネパールの児童・生徒たちの歯の健診ができれば、そして食後の歯みがき指導やフッ化物塗布も伝えてあげられたらと
あれこれ思いを巡らしていました。
しかし現実は、貧しさゆえに大半の生徒が弁当を持っていませんでしたし、靴がなくてはだしで登下校する生徒もいました。
そのような中、歯ブラシをもっていますかなどと質問することはとてもできませんでした。
食後の歯みがき指導やフッ化物による啓発などどこか夢の世界のように感じられ、持参した歯ブラシを取り出すこともできませんでした。
せめてボールとか楽器とか教育のために不足しているものがあればと思って先生方に伺いましたが、
この学校には音楽や体育の授業は全くありませんというお答えでした。
「ここの生徒たちに足りないものはただただ食事です」と初老の校長先生の、低く落ち着いた声が心にずしんと響きました。」
これはネパールの子供たちを診察した歯科医師の言葉です。
続けてこの歯科医師はこうも書いています。
「 日本ではむし歯の予防が行き届いて健全な歯を有している割合が高いと思われます。
しかし食事中に、肉を噛みきることができない、頬や舌を間違って噛むという子どもさんが少なからずいます。
偏食傾向がある、“だらだら食べ”で時間がかかるなど口の機能に関して悩みを持つ保護者の方もたくさんいらっしゃるようです。
このような問題に対して厚労省は10年来調査を行ってきましたが、
ついに今年の4月より「口腔機能発達不全症」という新病名が設置されて医療保険の対象となりました。」
・・・考えさせられますよね。
やっぱりバランスよく3度の食事ができる、そのことに感謝していくことではないでしょうか。
このままでは先進国日本の子供たちが機能不全に、というのは大げさでしょうか。
私も中学生の子供がいます。そうならないように努力はしました。
岸歯科医院では食べることの重要さを院長をはじめ、すごく説明をしています
興味を持たれた方は受診してみてはどうでしょうか。